小規模事業者持続化補助金の募集要領が公開されました。
小規模事業者持続化補助金はその名のとおり、小規模事業者さん・個人事業主さんに特化した、販路開拓や生産性向上の取組に対する補助金です。
概要は以下のようになります。
対象となる事業者は?
商業・サービス業(宿泊業・娯楽業は除く) | 常時使用する従業員の数 5人以下 |
宿泊業・娯楽業 | 常時使用する従業員の数 20人以下 |
製造業その他 | 常時使用する従業員の数 20人以下 |
※常時使用する従業員には、会社役員や個人事業主、同居の親族従業員は含まれません。
※申請時点で育児休業中・介護休業中・疾病休業中・休職中の社員も含まれません。
※日雇い・2か月以内の短期従業員・ある季節だけに(4か月以内)働いてもらう従業員も含まれません。
※所定労働時間が通常の従業員よりも短い従業員も含まれません。つまり、フルタイムの従業員は含まれるが、パートタイマーは含まれないということです。
補助金がいくらもらえる?
類型 | 通常枠 | 特別枠 | ||||
賃金引上げ枠 | 卒業枠 | 後継者支援枠 | 創業枠 | インボイス枠 | ||
補助率 | 2/3 | 2/3(赤字事業者は3/4 | 2/3 | |||
補助上限 | 50万円 | 200万円 | 100万円 |
賃金引上げ枠・・・事業内最低賃金が地域別最低賃金より+30円以上である小規模事業者(京都府の最低賃金は937円/時間)
卒業枠・・・雇用を増やして小規模事業者の従業員数を超えて事業を拡大する小規模事業者(小規模事業者からの卒業という意味ですね)
後継者支援枠・・・アトツギ甲子園においてファイナリストに選ばれた小規模事業者(アトツギ甲子園については本題からそれるので記載しません)
創業枠・・・産業競争力強化法に基づく「特定創支援等事業の支援」を受け、創業した小規模事者
インボイス枠・・・免税事業者がインボイス発行事業者の登録をする場合(つまり、消費税の課税事業者になるという事ですね)
何に使える?
経費科目 | 活用事例 |
①機械装置等費 | 製造装置の購入等 |
②広報費 | 新サービスを紹介するチラシ作成・配布、看板の設置 |
③ウェブサイト関連費 | ウェブサイトやECサイト等を構築、更新、回収するために要する経費 |
④展示会等出展費 | 展示会・商談会の出展料等 |
⑤旅費 | 販路開拓(展示会などの会場との往復を含む)等を行うための旅費 |
⑥開発費 | 新商品・システムの試作開発費等(販売商品の原材料は対象外) |
⑦資料購入費 | 補助事業に関連する資料・図書等 |
⑧雑役務費 | 補助事業のために雇用したアルバイト・派遣社員費用 |
⑨借料 | 機器・設備のリース・レンタル料(所有権の移転を伴わないもの) |
⑩設備処分費 | 新サービスを行うためのスペース確保を目的とした設備処分等 |
⑪委託・処分費 | 店舗改装など自社では実現困難な業務を第3者に依頼(契約必須) |
※ウェブサイト関連費は補助金交付申請額の1/4が上限です。
※ウェブサイト関連費のみによる申請は出来ません。
※設備処分費は補助金交付申請額の1/2が上限です。
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